大津市無形文化財・組紐の匠「藤三郎紐」

藤三郎紐さんは、慶応三年(1867年)に初代が、近江逢坂山の関所跡付近に米屋を開き、その妻が副職として峠を行き交う人たちに、印籠の紐等、組紐の雑貨を置いたのが始まりです。


三代目藤三郎は、藤三郎紐に草木染めを取り入れ、草木染め手組み組紐の技術保持者として、大津市の無形文化財に指定されました。


現在、四代目太田藤三郎氏が140年余り続く藤三郎紐の伝統を守られています。


藤三郎紐の組紐の特徴は、独特の淡く渋い色合いです。組紐の素材である絹糸を、化学染料ではなく天然の草木からとった染料で染め上げているからです。


kumihimo07.jpg


純粋な色の集まりである化学染料に比べ、草木の染料から摘出された液には、多くの不純物が含まれており、これが深みのある独特の色を生み出すといわれています。


kumihimo02.jpg


天然染料の素材には、紅花や蘇芳(すおう)、ロッグウッドといった草木類が使用されます。他にも、コチニール(サボテンにつく虫)やラックダイ(えんじむし)といった動物性の染料もあるそうです。


kumihimo04.jpg


kumihimo03.jpg


組台にも種類があるようで、こちらの写真は江戸時代に発明されたという内記台(ないきだい)です。一時期は、大変多く使われてたそうですが、現在では藤三郎紐さんにしか存在しない“幻の組台”となっているそうです。藤三郎紐さんでは、今でもこの内記台を使い数多くの作品を作られています。


kumihimo05.jpg


内記台の内部を見せて頂きました。からくり人形のように木製の歯車を使い、葉っぱのような形の板を回し、その板に糸を引っ掛けながら巧みに組み上げていきます。組む時にガチャガチャと大きな音がする事から、「ガチャ台」とも呼ばれています。


kumihimo09.jpg


こちらは高台です。複雑な組織を組む事が出来るそうで、文字入りの組紐や、柄をつなぎ合わせて絵の様にしたりも出来るんだそうです。渡された糸を器用に上下に振り分け、その間に糸をくぐらせて、ヘラで目を整える、その一連の流れが本当に手際よく、見とれてしまいました。


kumihimo06.jpg


こちらは最もポピュラーな丸台で、ほとんどの組紐をつくることができるそうです。この台を使って少しだけ体験もさせていただきました。組紐の美しさ・手触りの良さ・上品さ・締めやすさ・型崩れのしにくさなど、微妙な手加減で作品の出来栄えは大きく変わると教えて頂きました。


kumihimo08.jpg


この日は、成安造形大学さんと一緒に、藤三郎紐さんの映像撮影のためにお邪魔をしていました。撮影した映像は、改めて「まちのみどころ再発見ムービー・大津いいトコ撮り」でご紹介しますので、楽しみにお待ちください!


kumihimo01.jpg


 → 大津・組紐 藤三郎紐

 
大津e湖都ツイッター

アーカイブ


お問合せ | 利用上の注意 | よくある質問 | ユーザー情報サービス |
プライバシーポリシー | 出店規約
大津e湖都市場はSSLによる情報の暗号化に対応しておりますので、安心してお買い物をお楽しみいただけます。
大津e湖市場は大津商工会議所が運営する地域情報サイトです。
(c)e510ichiba 2001-2007 All right reserved.